ドコモが2018年4月からスマホアプリで決済のできる「d払い」のサービスを開始します。スマホでの決済サービスは従来、LINE PayやApplePay、Android Pay、楽天Pay、Origami Payなどがありましたが、その仲間入りをします。
コンビニやドラッグストアなど、小銭での支払いが多くなる店舗で、財布を出さずにスマホの提示だけで精算が終えられるのは、ユーザーにとっても便利なサービスです。
iDの補完
ドコモには従来「iD」というポストペイ式の電子決済サービスがあり、ポイントまで付与されるお得なサービスになっていますが、対応店舗が少ないという弱点を抱えていました。
そこで、市販のタブレットや専用アプリを用意するだけという少額の費用で電子決済サービスを採用できるという環境を店舗に提供することで、d払いの加盟店の増加を目指します。
また、コンビニにおいても、d払いによって精算業務のスピードアップが図れます。従来、コンビニでの支払いは現金が約80%になっていることから、精算にかかる時間がネックになっており、販売の機会損失も生じていました。
電子決済サービスを利用する人が増加すれば、コンビニにとっても精算の省力化というメリットを得られる上、売上金の管理も円滑にできます。
d払いの利用方法
d払いを利用するにはまず初めに、Google Play(Android用)やApp Store(ios用)、ドコモのホームページからd払いアプリをスマホへインストールし、簡単な初期設定(パスワードなど)を行います。
登録などの必要はなく、ドコモケータイ以外の利用者でも、dアカウントがあればアプリの利用が可能です。
買物などの精算時にアプリを起動して画面にバーコード(QRコード)を表示し(5分間有効)、それをd払い加盟店のPOSレジやタブレットなどで読み取ってもらうと、支払いが完了します。
支払いが終わると、スマホの画面に決済金額が表示され、レシートメールが送られてきます。なお、1回の支払に使える上限額は10万円です(未成年は1万円)。
主なd払い加盟店(順次拡大予定)
スタート時の加盟店には、ローソン、マツモトキヨシ、ツルハドラッググループ、高島屋、ウエルシア、タワーレコードなどがあります。
決済
ドコモの携帯電話と契約していると、毎月の携帯電話料金との合算払いができます。ドコモ回線を利用していない場合は、クレジットカード決済(Visa、Mastercard)でd払いを使えます。
d払いのおかげで、これまでオンラインショップでしか利用できなかった電話料金合算払いを、実店舗における買物でも利用できるようになります。
ポイントの付与
d払いで決済すると、支払い金額に応じて200円に付き1ポイントの「dポイント」が付与されます(還元率0.5%、ネットでは100円に付き1ポイント)。また、dポイントは1ポイント:1円として買物の支払いやドコモ料金の支払いに充てられる他、JALマイルやPontaポイントなどと交換することもできます。
dポイントで支払う場合は、d払いアプリで「dポイントで支払う」をタップし、店舗の決済端末に読み込んでもらうと、支払いに充当されます。なお、支払金額に対するdポイントが不足していた場合は、差額を指定した方法(電話料金合算払い、またはクレジットカード)で支払えます。
従来の「dケータイ払いプラス」はd払いに統合されます。なお、フィーチャーフォンではd払いを利用できません。ちなみに私も、d払いでランドセルおすすめを買うつもりですw